自分の中での「おしゃれな人」

それぞれ「おしゃれ」と感じる感覚、すなわち感性は個々によって違いが生じてくるので、所謂街角で目にする一般人への「おしゃれの感覚」とは難しいものです。

私の中では、「ミーハー」と「ファッショニスタ(おしゃれ)」は区別があります。前者は、そのシーズンに流行っているものを着ている人、そして後者は、次シーズンに流行るものと今シーズンに流行っているものをミックスしている人です。

コレクションなど、ファッションが作り出される流れを知っている人であれば、大多数の人が定義として持っていることと思います。

そして、その定義がある上で、個性を上手く出している人が私の中では「おしゃれな人」になります。

分かりやすい例としては、ファッション界の巨匠、カールラガーフェルドの一風変わったシャツ。シャツと白髪はカールラガーフェルドのトレードマーク的存在ですよね。そんなシャツを個性と位置づけ、セットアップに素材や色味、シルエット、アクセサリーやシューズを今シーズンと次シーズンの流行でまとめるということです。これが私の中での「おしゃれな人」です。

もちろんのこと、カールラガーフェルドのレベルになってしまえば、そこまで気にする必要はないですよね。

それは、デザイナーはなぜかいつも同じ服装であったりラフな方が多いからです。

人間は感性や個性があるからこそ、ブランドもたくさん出来るわけで、そこから十人十色の個性を持った人間が評価をし、市場に出て行くという何とも面白いサイクルだと考えています。

「おしゃれな人」とは数あるブランドからモノを選び抜き、自分の好きなモノを好きなように着るという、デザイナーだけでは無く、消費者までもが感性を磨き上げる、素晴らしい芸術世界と考えます。

個性を貫く情熱と磨き上げる感性、「おしゃれな人」とは心の中は芯を持った良い意味での頑固者だと感じています。